年度末の空前絶後な忙しさが続き、体力的にだいぶバテバテだったのですが、昨夜仕事が終わって空を見上げたら何となく晴れそうな匂いがしたので、そのまま霧ヶ峰に登ってみました。
白樺湖を経由して富士見平の駐車場に着いたのが2時30分ぐらいだったでしょうか。佐久からだいたい1時間ぐらい。この時期でもしっかり除雪されてるので、けっこうお手軽に行かれます。
ここは八ヶ岳を筆頭に北、中央、南アルプス、御嶽山、乗鞍岳、さらに富士山ががけっこうな迫力で見える場所です。八ヶ岳は残念ながら雲の中でしたが、その上にはいて座付近の濃い天の川が昇り始めてます。最近は、木星、火星、土星がさらに彩りを添えてます。
数日前には火星がメシエ天体のM8干潟星雲とM20三裂星雲の間を通り抜けたようですね。見たかったなぁ。でも、まだすぐ脇に居てくれました。7月の地球接近に向けて、ぐんぐん加速してるみたいですね。M22球状星団の上にいる土星よりも明るくなっていたみたいです。天の川はまだ地平線近くに横たわってるのに、すでに迫力の見え方です。
スキー場の光が被るので、八島ヶ原を目指して移動。割と大きな交差点まで来ました。ここは霧ヶ峰の自然保護センターがある所です。
振り向くとたて座から夏の大三角辺りの雄大な天の川。
丘の向こうには、カシオペア座の下方通過。
なかなかの天の川が見えて来ました。レンズのつゆがソフトフィルター効果を出してくれたみたいです(笑)
ここでタイムラプスを試みようとしたのですが、レンズヒーターとカメラの両方に供給するほどモバイルバッテリーの充電が無く、15分ほどで切り上げてしまいました。いきなり思いついて出かけるのも良いですが、やはり、普段からの準備が大切ですね~。
その後、八島ヶ原湿原の駐車場へ移動。ここは光源がほとんどなく真っ暗な場所。一番濃い天の川を堪能できました。
皆既月食の日からずっと車に乗ってるV社カセグレンとポルタを出動させて、三大惑星と星雲星団を一網打尽にしました。お腹いっぱい見た頃に天文薄明が始まり、最後にやぎ座のM75を見て終了。夕方から頑張ってれば時期的にもメシエマラソン完走状態だったかもしれませんね!
薄明が進んでも進んでも一向に消えない天の川って、久しぶりに見た気がします。
明るくなって富士見平に戻ると、長野県中の名峰がほとんど見えていました。北アルプス槍ヶ岳から常念岳。本当はこの今週末、常念岳に登る予定でしたが、思いがけない異動になってしまい行かれなくなってしまいました。残念無念。最高に天気よかっただろうなぁ(泣)