昨日の夕方の西空低く、水星と金星がお行儀よく並んでる光景が見られました。
さて、どちらが水星で、どちらが金星でしょう?
正解は「左が金星」「右が水星」でした~!
そんな事を思いながら眺めていたら、なんか見たことある風景だなぁと気になり始めてしまい、よく考えたら、ふたご座のカストルとポルックスが西に傾いた時にそっくりでした。
どちらも地球の内側をまわる惑星なんですが、水星は太陽から一番近い軌道を回ってるので太陽からあまり離れません。そのため、朝焼けか夕焼けの超低空にしか見えず、見つけるだけでも一苦労のクセ者惑星なのです。今月16日には太陽から一番離れてもう少し見やすくなります(東方最大離角と言います)。しかし、高速で太陽の周りをまわっているので、3月下旬にはもう地平線に消えて行きます。逃げ足の速いクセ者です(笑)
金星は今後10月までの長期間、夕方の空をゆっくりと移動しながら賑わし続けます。9月には最大光度ー4.6等星になり、またUFO騒ぎの季節となります。
水金コンビが西に沈んでまもなく、振り向くと夕闇がそこまで迫っており、北の空には大きな大きな「北斗七星」が昇り始めていました。
毎年、3月の夕暮れにこの風景を見ると「春近し!」と感じて嬉しくなります。