金星が内合(地球の内側を回る水星と金星が地球を追い越すときに太陽との間を通り過ぎること)に向けて見かけ上加速しながら、いよいよ地球に接近してきました。 望遠鏡で見れば細~い三日月状に見えるはずなのですが、見かけ上、太陽にも近づきつつある今では夕方の空に見えてる時間が日増しに短くなってるので、残念ながらこの時間にはまだ仕事が終わりません。でも雰囲気だけは感じたいので、職場の外に出て仕事場とのツーショット写真を撮りました。 ステラナビゲーターで調べたら、見かけ上、木星よりも大きくなってるんですね。実際に望遠鏡で見れば、低空なのでユラユラ見えずらい状態なのでしょうが、そのリアルさも含めて想像するだけで大迫力! 夕方の空には昨年の夏ぐらいから見えていました。ただ、外合(地球から見て太陽の反対側に行くこと)のあとしばらくは夕空の低空をウロウロしてて一生懸命探さなければ見えない状態が長く続いてたんです。昨秋から初冬に掛けてやっと高度が増して目立つようになってきて嬉しかったんですが私の周りでは「UFOだ」「ISSだ」といつになく大騒ぎが続き、興奮気味のお問い合わせや即席観察会が多発したのも今回は面白かったですね。驚きや不思議さと共に沢山の方と一緒に金星を見れたのは、なかなか楽しかったです。星に興味を持って頂く入口としては、なかなかインパクトのある輝きなんでしょうね。 そんな金星もあと10日ほどで地球を追い越して、今度は明け方の空に移動します。
by usudahoshinokai
| 2017-03-12 10:24
| 星景写真
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