昨秋ごろから夕方の空でキラキラ光りながら徐々に輝きを増していた金星は、2月17日、最大光度のマイナス4.6等星になりました。
これだけ明るいと、太陽が沈んだ直後でも普通に見つけられてビックリです。場所さえ分かってれば、太陽が沈まないうちに探せるほどです。望遠鏡を使って眺めると一月には半月の形でしたが、今は鋭い三日月のように見えます。斜め上には火星がいて、こちだって立派な1等星なんですが、なにせ金星が明るすぎるために全然目立ちません。
雪が雨に変わる頃を意味する雨水も過ぎ、少しだけ温かくなったような気がしたので、短時間でしたが庭で金星を眺めました。しかし、まだまだ風が吹くと凍えそうな陽気だったので、先日の白駒池ツアーでも好評だったホットワインとチーズフォンデュを机に用意して、ちょっと優雅に眺めてみました。この組み合わせは、金星の上品な輝きによく合うような気がしました。
これから3月にかけて見かけの上で加速しながら地球に迫って来る、迫力ある金星が見られます。どんどん細くなりながら大きくなっていく形の変化を観察するのがとっても楽しみです。
※修正)最初の投稿で内合(金星が地球に追いついて太陽と地球の間に位置する状態)を意識して「7月にかけて」と書いたのですが、今年の金星の内合は「3月25日」でした。なにぶんホットワインをたくさん飲んだ後の夜中だったので、火星の合と勘違いをしていたようです。ご指摘がありましたので修正致します。間違った情報を投稿して申し訳ありませんでした。