色んな事情で頂いたMT160を乗せるEM―11を注文して半月余り。
届いてからも年度の変わり目で忙しかったり天気が安定してなかったりで
本日やっと使う時がやってきました。
さくラさく小径は、その名の通り今まさに桜が満開!
上弦の月に照らされて何とも言えない綺麗な桜の下に、とりあえず機材を並べてみました。
左から MT160、FC76D、ラプトル50、コルキットスピカ(セカオワ仕様)
さてまずはMTは反射だから光軸を合わせて・・・
EM11の極軸も初めてのパターンだからえーっと・・・
そもそもこのコントローラーの細かいボタンの多さは何だ何だ?(笑)
そんな事をバタバタ始めた頃、桜を見に来た親子連れが望遠鏡を見掛けて
興味を持ったようで、後から後から押しかけてきてしまい
すべてがテキトウなセットのまま即席観望会がスタートしてしまいました(笑)
とりあえず眺めるには十分なセッティングだったようで、月と木星を眺めて皆さん感動して頂けました
16cmの迫力も良いんですが意外に人気だったのはコルキットとラプトル
「好きにいじっていいよ」というのが子どもたちに大ウケでした
観望会がひと段落したころ、何気に月を見るとすぐそばに小さな星が。
天文年鑑を見ると 「かに座1(5.8等)の星食」とあります。
こういう地味な天文現象が大好きな私は俄然ヤル気になったのですが
私がFC76の撮影用に持ってたリングはMT160には径が合わないらしく
その76も直焦撮影しか出来ないので小っちゃくて6等星はほとんど写らなく
結局いつものコンデジ手持ちコリメート撮影
薄雲が出て来てしまい潜入は見れなかったんですが、地味に迫ってくる感じが良いです。
桜の向こうから春らしく「スピカ」と「からす座」
春ですね!
さらに、佐久から見て北東にある平尾山の上には
早くも夏の大三角の一つ「ヴェガ」が昇ってきました
家に帰ってきて今度はゆっくりと組み直し、
MT160で土星と火星、天の川の中の球状星団達、M27、57、51も見てみました。
なかなか見ごたえがあって良いですね!
アルビレオも気のせいか色が強く輝いて見えました。
本当に良い物を頂いて有りがたく思います。
長く付き合って行きたいですね。
※ちょうどヴェガを撮影してた頃、熊本で大きな地震が発生しました。被災された皆様には心よりお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復興を願います。